イントロダクション

本作品「呼吸機械」は、2007年~2008年、国内三ヶ所を巡演した「<彼>と旅をする20世紀三部作」の第一部「nostalgia」の第二部となる公演です。「nostalgia」で芸術性と娯楽性の同居する奇跡の舞台と称され、ロードムービー的演劇の一つの形を提唱した流れのまま、維新派の最も得意とする野外で第二部「呼吸機械」を上演します。

今度の野外劇場は、<びわ湖水上舞台>。場所は長浜に近いさいかち浜、伊吹山を背中に海のごとき琵琶湖に向かう劇場、維新派としてはじめての試みの劇場です。湖に突き出した間口10間、奥行き10間の水上舞台、その先にさらに湖に沈む舞台が続きます。水面ぎりぎりに舞台の床を敷き、水の上に人が立っているような効果や、照明効果による湖面の美しさ、広大さの演出など、水上舞台の可能性を最大限に生かした野外劇場を建設し、維新派4年ぶりの野外公演を実現させます。

ストーリー

物語りの舞台は第二次世界大戦中の東欧。戦災孤児の少年カイ、アベル、イサク、そして少女オルガの4人は戦火の中をあてどなく彷徨います。

地雷を怖れ、野草を食み、時には盗みを働きながらひたすら彼らは歩き続けます。そして彼らの前に現れるは旅芸人の一座…。

「呼吸機械」画像
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