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王國

王國
「王國」 舞台遠景画像

[data]

日程/1998年10月9日〜26日

場所/大阪・南港ふれあい港館 野外特設劇場

主催/大阪演劇祭実行委員会・毎日放送・維新派

動員/7000人

[award]

NHKFMラジオドラマ「少年漂流伝」

98年上半期ギャラクシー賞受賞

[media]

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「王國」 舞台近景遠景画像

[story]

地下の下水道を疾駆するネズミの群れ、都市ノイズを真似る野鳥たち、ゴミ箱を漁り肥満したカラスやムクドリ、化学物質に群がる蝿や蜂、埋立地に捨てられ野生化した犬や猫、ビル街に産卵する蝉などの昆虫類、光を拒絶する植物、コンクリートや鉄に寄生する植物群、汚染された運河、移動民としての浮浪者やストリート・キッズ、そして都市の闇から突如姿を現すであろう都市幻獣たち……。都市に棲息するあらゆる生き物の擬似自然的風景を舞台に、<都市の魔>、<都市の欲望>が産み落とした現代のモンスター<タケル>の都市漂流譚。

[note]

<漂流>シリーズ「王國」三部作の第一弾。林立する丸太上に40名の役者が現われるオープニングシーン、オオサカの町を載せた大回転舞台が話題に。近未来のオオサカ・シティに生まれ落ち、闘いに生きる孤児・タケルと、地下水脈を辿って現われた古代の少年たちとの交感の物語。この作品のベースとなったNHK−FM放送のラジオドラマ「少年漂流伝」が98年上半期のギャラクシー賞を受賞。

[staff]

作・演出松本雄吉
美術林田裕至・古時計
音楽内橋和久
劇場プラン大田和司
主題歌おおたか清流
照明柿嵜清和・小川景子・PAC
音響松村和幸・前川典也(tag rag)・move
舞台監督大田和司
音響助手塚田珠美・西井美香
衣裳井田香苗・岡本順子・山田真由美
ヘアデザイン新宮延子
メイク森永かおり・名村ミサ
特殊効果野田豊年
溶接庄司正幸
宣伝美術東学
宣伝写真福永幸治
制作衛藤千穂・松村胡姫・矢木貴子

[cast]

タケル岩村吉純
  
キギス田辺泰志
トビオ近藤和見
トロ森田広宣
ツノミ石本由美
スガル春口智美
アシオちくりん
  
幼いタケル碇加古
  
聖バタヤ木村文典・鮫島さとし・松村紫雲・草壁カゲロヲ・加茂大輔・西森茂・阿部弘秀
中国人流民池田ススム・升田学・鹿田大樹・川田きよ・平野舞・平井孝幸・住廣篤人・坂しおり
ジャリンコたちみずちおむ・大駕直央・ぽんず・碇加古・赤松みさき・とりいまり・エレコ中西・荒谷智子・徳納雪子
女たち四谷エスタ・石黒陽子・園田いばら・石丸史夏・西村聡惠・小山加油・タカノ・久慈麻美・稲垣里花

[critic]

山台と呼ぶいくつもの移動舞台、吹き上げる蒸気、丸太三千本は使ったという舞台装置は迫力十分。南港の高層ビルや巨大クレーンを背景にした維新派の「王國」は、一瞬、いまいる所が近未来の大阪なのではないかと思わせる不思議な空間をつくり出した。(産経新聞)

都市の古層から次第に姿を現す神話的世界。細胞の一つ一つを揺さぶるような音楽、めまぐるしく展開する舞台装置、吹き上げる蒸気、様式化されたダンスと言葉がそれを鮮やかに彩る。舞台のかなたには南港の夜景が広がり、現実と虚構が奇妙に混じり合う。〜中略〜言葉が聞き取りにくいのが難点だが、それを補ってあまりあるイメージの氾濫に圧倒される二時間だ。(朝日新聞・今村修氏)

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