小道具班のみの頃は、空間を持て余しつつもゆったりと作業していましたが、大道具もスタートした今、アトリエは随分と賑やかになっています。 電鋸の金切り声、リズミカルな金槌音。負けじと大音量でステレオから流れるその日誰かのセレクション。 湾岸からやってくる大型トラックの排気音、近くの小学校の校庭の喧騒。雑談の声、明けない梅雨の足音…。 沢山の音が入り交じって、アトリエのコンクリートに響いています。
維新派の小道具は全てが手作り。 骨董品のようなトランクも、剥製のような動植物も、その体の殆どは段ボールや新聞紙、発砲スチロールや廃材、身近にある日用品などで形作られています。知恵と工夫と閃きで生み出される物達は、それ自体が雄弁です。
小道具製作の面白さは、比較的早い時間で完成した形を両腕に抱えて見て取れるところにあると思います。 大道具のように、その全貌と対面するまで時間のかかるものもありますが、どれも仕上がりを想像しながら創る過程は楽しいものです。
今日から飯場担当の石本さんが、アトリエまでみんなにお弁当を届けてくれています。 栄養たっぷりのお弁当にはベジタリアン用もあったりと、多種多彩。そして本当に美味しい。 アトリエ作業に疲れた体に、優しい手作りの味は一番のビタミンです。(大石)
2005-07-14 投稿